施⼯事例

2024.08.30

  • 設計・施工
  • 改修工事

受信機内結線調査

エリア名 千葉県船橋市
建物種別 某学校
設備名 自動火災報知設備
非常放送鳴動時、火災報知機のベル鳴動を停止する所謂“ベルカット”。
今では火災報知機の作動に連動して非常放送のサイレンを鳴らす仕様が多いですが、古い学校では今でも火災報知機と非常放送が共存していて、放送に干渉しないようにこのベルカット機能が働きます。
今回はこのベルカットが正常に機能しない学校の原因調査に行ってきました。
配線を調査すると非常放送と火災報知機の受信機間の配線自体に問題は無かったのですが、受信機側の電線が端子に未接続で盤の奥に隠れていました。
未接続の電線に予備品のベルカット用の抵抗器を結線し、受信機の端子に接続して改修は完了。
この結線不良の原因を遡ると、数年前に受信機を更新した際の結線漏れであったことが分かりました。
1つの結線漏れが設備の動作に大きく影響することを改めて感じました。