施⼯事例

2025.01.11

  • リフォーム
  • スプリンクラー設備

スプリンクラーヘッドの離隔距離

エリア名 東京都港区
建物種別 某マンション
設備名 共同住宅用スプリンクラー設備
リフォームで棚を設置したことでスプリンクラーヘッドの離隔距離が取れなくなり、消防設備点検で指摘を受けたので是正したいとのご相談でした。
スプリンクラーヘッドはその周囲300mm、下方450mmの範囲に散水障害になるものがあってはならないとされています。今回は設置した棚からヘッドの位置が100mmもない程近い位置となってしまったため、移設工事が必要となりました。リフォーム後で居住者の方が住んでいる状態での施工だった為、1日目に大工さんと合番で移設を行い、翌日クロスを貼り直す段取りに。現地はエルメックスと呼ばれるポリエチレン管のスプリンクラー設備が設置されており、ヘッドは天井にアンカー打ちをして固定するため、大工さんに既存ヘッド位置近くに400角くらいの開口をしてもらいました。
既存の防災設備に触れないようにリフォーム工事されるケースも多いようですが、今回のように防災設備の警戒状況に支障が出てしまって是正工事が発生することもあります。リフォーム工事に際しては、まず専門の防災業者にご相談されることをお勧めします。