施⼯事例

2025.12.27

  • 設計・施工
  • テナント入退居工事

防火シャッター起動制御の改造

エリア名 神奈川県横浜市
建物種別 某テナントビル
設備名 防排煙制御設備
横並びの5店舗の間の壁を全て撤去して、1つの店舗にする工事でした。
それまで各店舗毎に1・2枚ずつ起動制御していた防火シャッターを、今度は5店舗計7面の防火シャッターを一斉起動させることに。ただ、建物側の管理会社様のお話では、既に同様の工事で6面を一斉起動の仕様に変更した店舗があり、結局3枚程で起動が止まってしまうとのことでした。対応したメーカーはシャッターが古く起動時の負荷が大き過ぎるため、シャッター交換が必要との判断だったそうです。そうなるとむしろ1面多い7面の一斉起動は、正規の方法では難しいことは明白でした。
そこでリレーを使用して起動制御時の負荷を分散させることで一斉起動させる❝改造案❞を提案しました。メーカーが正攻法では無理としたのなら、一旦シャッター交換までは改造してでも正常に起動する形にするしかないとの判断です。
こうして無事リレーを組んでシャッター7面を一斉起動することが出来ました。
正攻法で施工することは基本ですが、シャッターが閉鎖しない状況を放置するよりも、防災の観点から時にイレギュラーな対応も必要だと感じました。