施⼯事例

2024.07.29

  • 点検・メンテナンス
  • 消防設備点検

スプリンクラーの減圧調査

エリア名 埼玉県東松山市
建物種別 某事業所
設備名 スプリンクラー設備
スプリンクラーの減圧調査のご依頼を頂きました。
他社にてこの減圧の改修工事として“主管逆止弁とフート弁の交換”が提案されており、この提案から察するにポンプ側への逆流と落水による減圧が想定されました。
そして調査開始。減圧の勢いが早く、かなりの漏水が発生しているのは明らかでした。現地ポンプ状況を確認すると、落水は発生しておらず、主管逆止弁の機能にも問題が無いことが確認出来たので、主管逆止弁とフート弁の交換では減圧が解消出来ないことが分かりました。
調査が終了し、ポンプから屋外送水口までの配管、または各階制御弁に至るまでの主管に漏れがあることは分かりましたが、明らかな漏水箇所が見えない状況であり、この二択の絞り込みもこれ以上進展が見込めなくなりました。
そこでポンプ室で送水口側と各階制御弁側へ分岐している配管の切り分け調査用として、送水口側配管に新規バルブを設置する工事を提案させて頂きました。
この工事だけだは減圧の改修にはなりませんが、もし送水口側の埋設配管の漏れが原因であれば、新設バルブによって減圧が停止して建物側の未警戒状況を一旦回避することが出来ます。
余計な費用をかけずに減圧箇所を絞り込みながら改修を進める方法として、最善の提案が出来たと思います。