施⼯事例

点検動作も問題はなく、一見すると不良のない火災報知設備。前回までの他業者点検でも指摘は何一つありませんでした。しかし、その総合盤内の結線を確認したところ、残念ながら誤った結線がされていることが分かりました。
2枚の写真ともに火災報知設備特有の配線方法である❝送り配線❞が成り立っていなかったのです。（これが瞬時に不具合と理解出来る方は送り配線を深く理解されている方です。）
その状況はこの総合盤の発信機は断線しても（つまり動作しない状況になっても）断線警報が出ないことを意味しています。この不具合が数十年間見落とされて来て、まして1台は総合盤を更新した経緯があり、その際にも是正されなかったようです。