施⼯事例

2024.12.28

  • 点検・メンテナンス
  • 消防設備点検

防水対策でボックス収納された非防水型総合盤

エリア名 千葉県松戸市
建物種別 某アパート
設備名 自動火災報知設備
今回点検に伺った現場は、火災報知機の非防水型総合盤をボックス内に収納してしまっていました。雨がかかる場所だった為、ボックスに収納したい気持ちも分からなくはないのですが、これにより致命的な不具合が発生してしまいます。それはベルの音圧不足です。本来90デシベル以上の音圧が必要なところ、この現場では82デシベルしか出ませんでした。明らかに音がこもって聞こえにくい状況でしたので、騒音計で測定するまでもなく不良であることは明白でした。さらには発信機の高さが床から1600mmもあったのです。
数年前に更新したと思われるこの非防水型の総合盤ですが、結局はボックスを撤去をして防水型に交換、高さ調整も併せて実施することとなります。以前更新された業者さんは消防署への届出もしてなかったのでしょう。
お金を頂く以上、プロとして、法令遵守の的確な施工を心がけたいものです。